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募集課題について
現在募集中の課題はありません。
第5回課題について
G4A Tokyoディールメーカー2018
- バイエル薬品とのコラボレーションを通してヘルスケアにおけるニーズを解決する
- バイエル薬品とのビジネスチャンスを探索する
- スタートアップ企業のアイディアやツールの開発を支援する
チャレンジ課題(募集領域)
研究開発
課題 | 詳細 |
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臨床試験における候補被験者の特定と組入れ促進 | 新薬の開発において、臨床試験を予定通りのタイムラインで実施することは重要なマイルストーンです。その中でも候補被験者の選定および被験者組入れは試験進捗を左右する最も重要なポイントであり、かつ最もタイムラインを遅らせる要因の1つとなっています。 臨床試験の被験者組入れ促進に対する様々な取り組みがされていますが、依然として多くの試験では被験者組入れが予定よりも遅れています。 私たちは臨床試験の候補患者さんを効率よく特定し、被験者組入れ促進に寄与するソリューションを探しています。 |
臨床試験における被験者の意欲向上とリテンション | 新薬を一日でも早く世の中に送り出すことは製薬企業にとって重要なミッションであり、そのためには患者さんに能動的に臨床試験に参加していただくことは必要不可欠です。 臨床試験に参加される患者さんは、最新の治療薬・治療法を通じて健康状態が改善する効果を期待すると同時に、定期的な来院及び規定検査を行う治験手順の煩雑さや治験薬の安全性に不安を持たれる方が多くいらっしゃいます。 患者さんの不安や負担を理解し、その不安や負担を取り除くことは、治験において予定する治療期間を完了するうえで重要であり、製薬企業にとっても脱落率を減らし質の高い臨床試験を行ううえで重要なアプローチと考えています。 私たちは臨床試験に参加する患者さんの様々な不安や負担を取り除き、患者さんの治験意欲の向上に寄与する革新的なソリューションを探しています。 |
臨床試験における治験関連文書管理の効率化 | 臨床試験では、その準備段階から終了後まで、どのように試験が行われたかや事実経過の再現を可能とする様々な治験関連文書(TMF: Trial Master File)を作成する必要があります。これらの文書は試験の信頼性を示すうえで非常に重要であり、高い基準での適切な管理が求められます。 現在、治験関連文書の多くは電子化され(eTMF: electronic TMF)、Webサーバーに保管されておりますが、その一連のプロセスの多くは単純作業であるにもかかわらず人によってマニュアルで行われており多くの時間と労力を費やしています。 そこで、これらTMFの管理作業において、正確かつタイムリーな文書保管や文書のトラッキングにデジタル技術を取り入れることで効率化を行い、試験の正確性及び信頼性の向上を図りたいと考えています。 私たちは複雑な文書管理を効率化でき、それら文書を随時把握することのできる革新的なソリューションを探しています。 |
データの汎用的活用のためのデータ統合 | 社内には多くの医療データが蓄積されていますが、様々なソースやデータベースに保管されており、高度な分析を行うためのデータ統合がされていません。これらのデータを整備し、アクセスや利用を可能にすることによって、より高度なアナリティクスと臨床試験業務への活用が可能となり、開発力の向上、さらにはヘルスケアの発展に貢献できると考えています。 データ統合においてはいくつかのハードルがあります。例えば特定の疾患やプロジェクトに対し、略語の使用やスペースの有無など、人がマニュアルで入力することによって複数の名詞が存在しています。それらのデータを整理するには多くの時間がかかるため、データの一元管理と汎用的な活用をするうえで障壁となっています。 そこで、内部データを統合し一元管理するための技術、さらには外部データの取り込みやその作業の効率化をサポートするソリューションを探しています。 |
申請文書作成の質向上と作業効率化 | 医薬品の承認申請関連文書には、正確で理解しやすく、誤解が生じない、質の高い文章が求められます。正しいデータが反映されているか、文章の長さが適切かどうかといった校正のみではなく、論理的な構成で、理解しやすい文章とするための推敲が必要です。これらの作業はマニュアルで行われており、校正及び推敲の質は、文書作成者とレビューアーのスキルや時間的制約に影響を受けます。そこで、デジタル技術によってこれらの作業を支援することで、文書の質及び作業効率を向上できるソリューションを探しています。 |
製造
課題 | 詳細 |
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保全業務の効率化 ①予知保全 |
現在の保全業務はメーカーの推奨や過去の経験などを基に、故障が発生しないよう定期的に実施する「予防保全」を行っています。予防保全により故障頻度が低下していると考えられるものの、突発的な故障は防げず、また、設備の状態が安定していても時期がきたら必ず行うことになり、無駄が生じる場合もあります。 そこで、センシングデバイスを用いて設備の状態監視を行い、得られたデータをビッグデータとして蓄積し、それとリアルタイムデータと常時照合することによって、最適な保全時期を通知するソリューションを探しています。 |
保全業務の効率化 ②スケジュール管理 |
保全スケジュールは定期保全の有効期限、生産日程、担当者のスキルや委託業者の都合などを考慮して計画しますが、突発保全や生産日程の変更、担当者の不足などにより偏りが生じています。 そこで、これらのデータを考慮して担当者の作業日程を自動で作成し、更に無駄のない最適な条件で保全を行うために必要な提案(例えば必要な担当者数や不足しているスキルなど)を行うソリューションを探しています。 |
保全作業の標準化 ①技術伝承と手順書作成 |
保全を行うにあたり各保全担当者が同等の品質で行えることが重要ですが、熟練者の高齢化が進み、若手や中堅への技術伝承が大きな課題となっています。保全業務は熟練者の経験や感覚に大きく依存し標準化が困難でした。 そこで、デジタル技術によって熟練者の暗黙知を形式知化し、実作業から作業手順書等の文章の自動作成、デジタル技術を利用した体感による実作業を通じたトレーニングなど、より効果的に技術伝承をサポートするソリューションを探しています。 |
保全作業の標準化 ②スキル認定と作業支援 |
保全担当者のスキル認定は先輩がOJTで行いますが、手順書に書かれていないノウハウも含まれ、人の感覚に基づく判断で認定を行うため、認定基準があいまいでした。 そこで作業内容をデジタルデータ化し、ARとして実機と重ねてウェアラブル端末上に表示し、作業結果と比較照合することによりスキル認定を行うソリューションを探しています。また、そのARデータを作業支援ツールとして活用することも考えています。その結果、認定基準の明確化や教育期間の短縮、経験の多少に左右されない保全品質の安定化など、多くの効果を期待しています。 |
保全記録作成の自動化 | 保全担当者は現場で保全の実作業を行うと同時に、紙ベースの記録書への記録、結果と基準との照合、写真撮影や電話連絡、事務所でのシステムへの入力や上司への報告など多種多様な作業を行わなければなりません。 そこで、書類の作成業務による負担を削減し、保全担当者がより実作業に時間をかけることができるよう、デジタル技術によって記録、報告書の作成支援を行うソリューションを探しています。 |
応募・選考プロセス
スケジュール
- 1. 応募登録(ウェブ応募)
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2018年7月11日~2018年9月30日午後11時59分まで
応募フォームに必要事項(課題への取り組み、提案するソリューション、そのインパクトやビジネスプランなど)を入力し、登録してください。関連文書としてPDFを添付することができます。
- 2. 書類選考
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2018年10月
応募内容を確認し、11月に予定しているDealmaker Dayに参加いただく候補者を選考します。書類選考の結果は、すべての応募者に通知されます。選考結果の通知は11月初旬を予定しています。
- 3. ディールメーカーデー
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2018年11月下旬(詳細は決まり次第お知らせします)
選出されたイノベーターは、東京で行われるDealmaker Dayで、弊社担当者と実用化に向けた議論を行っていただきます。双方の同意が得られた場合、覚書を締結します。
特典
応募規約
1.応募資格
- 日本国内に活動拠点をおくスタートアップもしくは企業であること。
- 書類選考を通過した場合、"Matching Meeting"に参加できること。
2.応募に関しての注意事項
-本チャレンジへの応募は無料ですが、交通費・宿泊費等応募に関する費用は応募者の負担とさせていただきます。
-応募は本サイトの応募フォームからのみ受け付けます。
-応募時の記入内容に不備がある場合や、連絡先が不明などの場合は、応募が無効となりますのでご注意ください。
-提出物は、応募期間中に提出された場合にのみ受付けます。応募最終締切後に提出された場合は応募を無効とさせていただく場合があります。
-応募者は、提出物の送信を自己の責任の下に行うものとします。第三者が送信したと思われる場合は応募が無効となります。弊社は、第三者が著作権を持つ画像や素材、または提出物に含まれる第三者秘密情報の使用については責任を負いません。
-応募者は、当チャレンジ運営事務局の運営方法にしたがうものとします。また、運営方法(本応募規約を含む)は事前に予告なく変更されることがありますので、予めご了承ください。
- 公序良俗または法令等に違反し、またはおそれのある場合
- 第三者の権利を侵害していると判断される場合
- 応募内容に虚偽があると判明した場合
- 応募者が本規約に違反した場合
- その他、弊社が本チャレンジの趣旨に照らし不適切と判断した場合
3.応募期間および手順
4.選考基準
- 独創性
- 実現可能性
- インパクト
- 妥当性
- 関連スキルと専門知識
- プレゼンテーション品質