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2021.12.17

「京都大学 x G4A Tokyo デジタルヘルスシンポジウム」を開催しました

11月25日、オンライン配信形式で「京都大学 x G4A Tokyo デジタルヘルスシンポジウム」を開催しました。
今回で第8回目となるG4A Tokyoでは、デジタルヘルスにおける研究から社会実装をテーマに、京都大学と共催でシンポジウム及びポスタービューイングを組み合わせたオンラインイベントを開催しました。

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イベント概要

名称 京都大学 x G4A Tokyo デジタルヘルスシンポジウム
~研究から社会実装への課題と打開の可能性~
日時 2021年11月25日(木)13:00~17:00
共催 京都大学オープンイノベーション機構
京都大学医学研究科「医学領域」産学連携推進機構
関西広域医療データ人材教育拠点形成事業(KUEP-DHI)
バイエル薬品株式会社
プログラム
  • -    オープニング
  • -    講演者プレゼンテーション
  • -    パネルディスカッション
  • -    ライブポスタービューイング
  • -    ポスター賞発表・クロージング

昨今、AIやIoT、リアルワールドデータなど最新のデジタル技術を活用し、医療やヘルスケアの課題を解決するデジタルヘルス領域のイノベーションが加速しています。デジタルヘルス領域には製薬企業に限らずIT企業やベンチャー企業も参入しており、アカデミアにおいても様々な研究・取り組みが進められています。アカデミアにおける取り組みを社会実装に繋げていく産学連携は、デジタルヘルスの発展のみならず社会課題を解決する上で重要なテーマの1つとなっています。

講演者プレゼンテーションでは、京都大学およびバイエル薬品から産学連携におけるアカデミア、企業それぞれの取り組みを紹介いたしました。また、実際に企業との協業経験を持つ京都大学の研究者より、それぞれの取り組み内容や研究者から見た産学連携における現状などをご講演いただきました。

 

講演者・演題

  • デジタルヘルスの産学連携エコシステム(KUDHA)  
      庄境 誠 氏(京都大学オープンイノベーション機構 統括クリエイティブ・マネージャー)
  • ベンチャー企業と取り組む婦人科がん患者のQOL向上を目指したデジタルヘルス研究と社会 
      山口 建 氏(京都大学大学院医学研究科 婦人科学・産科学 講師)
  • 「触れる」VR教材開発プロジェクト~医学部学生の臨床現場での学びを守るために 
      山本 憲 氏(京都大学大学院医学研究科 医学教育・国際化推進センター 講師)
  • 医療DXを育む京大病院の戦略 
      黒田 知宏 氏(京都大学医学部附属病院 医療情報企画部 教授)
  • 製薬企業としてのデジタルヘルスの取り組みとコラボレーション事例 
      遅 天華(バイエル薬品株式会社 オープンイノベーションセンター デジタルイノベーションマネージャー)
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パネルディスカッションでは、ご講演いただいた京都大学の庄境氏、山口氏、山本憲氏に加え、山本豪志朗氏(京都大学医学部附属病院 医療情報企画部 准教授 )、高橋俊一(バイエル薬品株式会社 オープンイノベーションセンター センター長)にご参加頂き、デジタルヘルスにおける産学連携の現状と課題について、意見交換が行われました。

パネルディスカッション

シンポジウムと並行して開催されたポスタービューイングでは、京都大学における最新の知見共有を目的に、5つのカテゴリー(RWD/RWE、オンライン診療、リモートモニタリング、デジタル治療・診断支援ツール、xR技術)における研究者の取り組みとして、合計15の研究ポスターが紹介されました。
また、シンポジウム後半のライブポスタービューイングでは、聴講者と研究者が直接オンライン上で研究内容に関する質問や議論が行われました。

今回のイベントには約300名 の方にご登録いただき、製薬企業やアカデミアに所属する方のみならず、IT企業やベンチャー企業の方にも多くご参加頂きました。

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